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webadm | 投稿日時: 2024-6-16 0:23 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
真空中の導体系一般論 前の章では真空中の点電荷、電荷分布が中心的な題材で、導体は線電荷や面電荷、静電界の遮蔽効果や静電誘導を扱うのみだった。
本章では題材を真空中の導体にシフトして電磁気学の応用に結びつく静電容量、エネルギー、静電力を扱う。 一般性の原理 (i)電位分布が与えられたときそれに対する電荷分布は一通りしかない (ii)各導体の電荷量が与えられたとき、導体上の電荷分布は一通りしかない というもの。この証明は後で演習問題として出てくる。 重ね合わせの原理 導体系で各導体の電荷がQ1,Q2,...のとき電位をV1,V2,...とし、また電荷がQ'1,Q'2,...のときの電位を V'1,V'2,...とすれば、電荷がQ1+Q'1,Q2+Q'2,...のときの電位は、V1+V'1,V2+V'2,...となる。 この証明は後に演習問題として出てくる。 電位係数(coefficient of potential) n 個の導体があるとき、第 j 番目の導体に単位電荷を与え他の導体に電荷を与えないときの第 i 番目の導体の電位を とする。第 j 導体の電荷が で他の導体の電荷がすべて0のときは、第 i 導体の電位は重ね合わせの原理により、 である。いま第1,第2,...導体に Q1,Q2,... の電荷を与えたとき、各導体の電位 V1,V2,...は重ね合わせの原理により、 これらをまとめると、 となる。 を電位係数とよぶ。これには次ぎの関係がある。 (対称性), この証明は後の演習問題で扱う。 (続く) |
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» 真空中の導体系一般論 | webadm | 2024-6-16 0:23 |
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