現在使用しているサーバー機のオリジナル玄箱だとメモリが少ないため昼休み時間にアクセスがちょっと集中しただけでスラッシングが起きてしまってWatchdogによるリブートが起こってしまうのでメモリ量が倍の６４MBの玄箱HGにアップグレードしようと購入に踏み切った。

とりあえず2GBのFlash Storageを入れて手動でセットアップ。玄箱HGはflashのカーネルのアップデートは無いようなのでファイルシステムだけをFirmware ver 1.01を使って作成。

添付CDのbinaryディレクトリの内容をインストールしてNTPを設定し時計が合うように。これでコンパイルもできる。

同じネットワークにすでに玄箱があるので、最初にやらなければならないのは玄箱の名前を変えることだった。すっかり忘れてしまってNetbios over TCPでは名前解決ができないのでIPアドレスを調べてそれでloginやweb設定を行う。

同じネットワーク上に同じ名前のSamabが動いているとnmbdが異常終了してしまい、もともとあった玄箱のほうも名前解決ができなくなってしまい、sambaだけ再立ち上げ。

とりあえずこれで安定してアプリケーションのビルドにかかれる。

今わかっているだけで

- 時計が進みすぎる(ntpが働いていないぽい)
- PHPがbuildできない

オリジナル玄箱の時とちがう。

なぜか以前玄箱でやったときはapacheのconfigureでエラーがでたんだけど最新のapacheだとすんなりbuildまでできてしまうのも謎。添付CDのbinaryディレクトリの内容をすべてインストールしただけの状態。

以前にblogに書いた玄箱メモのとおりやったらntpサーバーとシンクロしないままの状態だったらしい。

ntpデーモンを起動する前にntpdateを実行して初回シンクロさせておかないといけなかった。

玄箱メモの記載をその旨修正して設定をやりなおしたところ無事ntpq -pコマンドで以下の内容が表示されました。

remote refid st t when poll reach delay offset jitter
==============================================================================
ntp.bbtec.net ntp.nc.u-tokyo. 2 u 46 64 7 19.013 652.477 532.199

apache 2.2.0を最初に試したらconfigureも問題なくできてしまったので勘違いしていた。

現行サーバーと同じapache 1.3.34をconfigureしてみたら玄箱付属の古いgrep 2.4.2の問題でやはりconfigure時にエラーが出ることを確認。

grep 2.5.1aをとってきてアップデートすればこれはOKかな。

現行サーバーの玄箱ではgcc 3.4.3とglibc 2.3.4にアップグレードしてあったので問題なかったphp 4.4.1が添付CDのbinaryのgcc 2.95.4とglibc 2.2.3では以下のところでエラーが出てしまうことが判明。


Zend/zend.c: 800

usr_copy = args;

両方ともva_listタイプなのだがエラーになってしまう。それでgccとglibcをアップグレードした覚えがある。

とりあえず一般に行われている既知の対策として

memcpy(usr_copy, args, sizeof(va_list));

に書き換えることでOKに。

apache+phpそれにMySQLがbuildできたので後はコンテンツとデーターベースを移せばいいんだけど

1. 現行サーバーのMySQLをセットアップした時の手順が何も残っていない（勉強すればいいんだけど時間が）

2. 多分ホスト名とかが違うとはまることはあらかじめわかっているのでコンテンツ移し終わった後の確認とかどうするかなぞ。

ということで年内移行完了はあきらめよう