PS3が発売間近らしい。

Yellow dog linuxがPS3をサポートするらしい。

結論としてPS3は自宅サーバーとして最も格好な標的となる可能性を帯びてきた。

問題はサーバーとして稼働したらもうゲームコンソールとしては使えなくなるという点。

でもPS3のゲームには魅力的なものがもともと皆無なのでゲーム機として使う予定はまったく無く問題なし。

前評判によると音も静からしいく、Linuxの移植もPS2の時とは違って本格的らしい。

ということは玄箱の後継機種として有力（激しく使い方を間違えている気はするが）

先週とうとうIBMのサイトにPS3にLinuxを導入する詳細な方法が紹介された。

これでPS3で本格的にLinuxが誰でも使えるようになる。性能もさることながらメモリ容量上でも玄箱のアップグレードとして十分使えそうである。

現状自宅サーバーのコンテンツは1GBにも満たないがバイナリが2GBぐらい（Apache,MySQL,gcc,bind,perl,phpなどなど）基本的なLinuxのバイナリに加わる。PS3のLinuxがどれくらいのスペースを食うのかは謎だがXやDesktopとかサーバーとしては要らない分を含めると1GBは超えるだろう。

とはいえせいぜい数GBしか食わないのだから購入するのも20GB版でもよさそうである。60GBになるとついてくるワイヤレスLANとかメディアスロットとかはどうせ使わないし。

しかし20GB版と60GB版とで１万円しか変わらないのね。

一応60GBにしておこう。

１月１０日の正午から予約受付とあったが実際行われたのだろうか、その痕跡も見あたらない。

１月１０日の正午という予定が書かれた昨年末時点の告知も更新されずそのままの内容だ。

それ以前にほ100万台ものPS3を北米向けに出荷しておいてこれはないだろうと。

SCE社内だけなら100万台出荷達成でメンツがたつのかもしれないが外から見れば茶番劇としか言いようがない。

それでも自宅サーバー用プラットフォームとしては抜群の価格性能なのだけれでも、手に入らないのでは仕方が無い。

それに併せてYDLのPS3版を国内で販売開始したところもあるらしいからご愁傷様である。

playstation.comでは建前上品不足ということでweb上で販売をする予定は当面ないらしいが、実は市場ではとっくにだぶついているらしい。

ヤフオクでは本体だけで既に１０００台を超える数が出品されている。氷山の一角だろう。その１０倍はだぶついていると思っていいのかもしれない。すると１万台は売れ残っているか使われずに埃をかぶっていると思われる。

しかし店頭で在庫があっても出向いてわざわざ重たいものを持って帰ることは体力的に困難なのでネットで注文したのだが。

ヤフオクで買うとするか。

Linux導入済みとかあればいいのだけれども。

さすがにPS3というかSCEの経営危機のニュースとか噂を目にするにつけ、ソニーがゲーム機事業から撤退もあり得ると思えてきたので無くならないうちにPS3を手にいれておくことにした。

店頭ではレジ前に山積みにされているらしいけど、あんなところで買ったら店内はもとより帰り道とかの電車内で周囲から奇異の目で見られたり失笑をかう恐れがあるため耐えられない。

なので在庫が無限にあるらしいAmazonかトイザらスということになるけど、以前から利用しているAmazonからポチっと注文。

ゲームには使わないけどね、未だに６本しかないのは悲惨というかゲーム業界のソニー虐めと見た。

今更沈む船に乗り込む者はいないのかもしれない。

自宅サーバー用としては魅力なんだけどね。PowerPCベースなら玄箱でビルドしたバイナリがそのまま動くのだろうか。MySQLもPowerPC用のバイナリをそのままインストールしていたので動くと好都合なのだけれども。

PS3と呼ぶのは気が引けるので黒箱さんとしておこう。

ずっしり思い箱だった。

中を開けると黒光りするまさに黒箱が出てきた。

ケーブルと冊子がついている、おまけゲームとかはないのか。

ゲーム機としては使う予定がないので問題なし。

LANケーブルがついているのは気が利いている。しかもCAT6だ。Gigabit Etherなのか。

とりあえず手持ちのPCのTVチューナーカードのSビデオ入力にビデオをつないで電源を入れてみた。

電源の入れ方がわからなかった(´д` )

裏のスイッチを入れただけではだめなのか。面の電源ボタン風のパネルに指をしばし置くとLEDが変わった。予想外に音がしない。

どう耳をこらしても動作音が聞こえない、これは自宅サーバーにはもってこいだ。しかし裏からはすごい熱風が出ているので夏場が気になる。

画面が出てきた、コントローラーをつなげと出てくる。気が利いている。つないでなかった。付属のUSBケーブルとコントローラーを接続しPlayStationボタンを押す。

するとすぐさま更新が必要と出てくるので指示に従って更新をすませた。あとは普通に使える。

ここから以下のサイトの情報に従ってLinuxを導入する。

Yellow Dog Linux for PS3

最初のYDLのDVDイメージを入手するのにはまった。

アカウントは購入していざダウンロードしに行ってみるとIEでは3.3GBものファイルをダウンロードできないようだ。

しかたないので玄箱HGに入れてあるwgetでダウンロードすることに。

wget http://www.ydl.net/downloads/enhanced/iso/yellowdog-5.0-phoenix-20061208-PS3.iso --http-user=ユーザー名
--http-password=パスワード

という具合にしてダウンロードが開始された。しかし転送が遅い、所要時間が19時間近くとか出てくる。

この続きはまた明日、とほほ

今朝の６時頃に気が付いたらダウンロードが終わっていた。

さっそくDVD-Rに書き込んで、予めPS3にはブートローダーをインストールしてあるので起動優先順位をその他のOSにしてDVD-Rをセットし電源を入れると即DVD-Rから立ち上がった。

うっかりkboot:が出たのに気づかず、そのままGUIインストールが始まってしまった。

TV画面では解像度が合わないので無信号になってしまう。

電源入れなおし。

こんどはkboot: installtextと入れようとしたが入らず。

古いIBMのUSBキーボードだが、USBのコネクタの金属部分がすっかり使っていなかったせいでさび付いている。だめすぎ。

仕方ないので大きなCompacのUSB Keyboardを持ってきてつなぐ。

こんどはちゃんとテキスト版インストールが選択できた。

あとは手順どおりやればインストールは完了。

終わるとDVD-Rがejectされるのでrebootすればよい。

しかし立ち上がるとGUIデスクトップを表示しようとしてTVでは見えなくなる。

サーバー用に使うということは想定していないのか彼らは。

よく調べたらPS3にインストールできるディストリビューションには他にもいくつかあってそっちは無償ダウンロードなのでそっちにすればよかったかと後悔。まあ後日試してみてもいいかも。

ということでインストールが終わったYDL 5.0 for PS3だが、サーバー用にカスタマイズするには高解像度のモニターをつながないとだめということに。

HDMI->DVI変換ケーブルとかアダプタが近所のPCDEPOに売られているのでそれを使えば手持ちのDELLの19インチ液晶をつなぐことができるかもしれない。

またしても出費がorz

しかし着実に目標には近づきつつある。

そういえばLANからログインできないかとDHCPで割り当てられたIPアドレスにpingしてみると応答がない。

がっかりしたが後でLANケーブルをつないでいないことが判明。

つなぎ直して立ち上げてみたら今度はちゃんと応答する。

TeraTerm + SSHで接続を試みるもSSHのバージョンが合わず接続不可。これはよくある。別のTeraTerm+SSHを試す時間はない。

そこで玄箱HGに入れてあるSSHで接続してみると

root@KURO-BOXHG:~# ssh 192.168.1.26
root@192.168.1.26's password:
Last login: Tue Jan 23 11:33:13 2007 from 192.168.1.17
[root@localhost etc]# uname -a
Linux localhost.localdomain 2.6.16-20061110.ydl.2ps3 #1 SMP Tue Dec 5 12:35:42 EST 2006 ppc64 ppc64 ppc64 GNU/Linux

すんなりインストール時に設定したパスワードを入れるだけで入れた。なんだこれならディスプレイをつなぐ必要は無い。

さてこれからカスタマイズしてXデスクトップ無しで立ち上がるようにしておこう。

解像度が高いので画面が何も見えないが、SSHでリモートログインし解像度を変更するコマンド

ps3videomode -v 1

を実行するとビデオの解像度が普通のtvモニターで見えるようになる。

ログインプロンプトが出ていた。Xデスクトップは立ち上がっていないのか。

となるとあとはもうカスタマイズするだけだ。