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webadm | 投稿日時: 2007-3-18 0:08 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
シグナルジェネレータを購入 ヤフオクでひときわ目を引く出品が。といっても誰も入札する気配が無いので終了間際に入札。そして落札。
そして先ほど到着。大変丁寧な梱包で手際の良い業者である。 物は無く子も黙るローデ&シュワルツのシグナルジェネレータ といっても見た通り今風のシンセサイザー方式ではなくフェーズロックもかからない古いタイプ。それでも25-1000MHzまでカバーしているので当面の用途には十分。 さっそく周波数の確度をチェックするためにカウンターに接続。 といってもこの装置、大きな出力が出せるらしい。最大2Wとか。そのまま変調かけて送信機としても使えるしろもの。なのでアッテネーターで目一杯出力を下げて接続。 25-160MHzまでは手持ちのカウンターで確認したもののそれより上のバンドを計測できるカウンタが今はない、ということで2GsのHPのオシロの出番。 さすがに1GHzは干渉波になってしまうので正確ではないが一応1GHz台が出ていることは確認できた。 もうだいぶ年月が経っている装置にもかかわらず経年変化を感じさせない性能。さすがにローデ&シュワルツ製である。 最初仕様がわからなかったが検索で見ると中国語の中古測定器販売会社のサイトに25-1000MHzということが載っていた。それで決定。 ヤフオクでも最近は定番のHPのシンセサイザー方式のものがよく見かけるようになって値段も一時期の10万もしなくなってきている。現行製品はもっと広帯域でマイクロ波域をカバーしているのが普通なので1GHz以下のものはアマチュア無線家(特にマイクロ波をやっている人たち)には無用の長物らしい。 AM/FM変調とスープ機能があるみたいだけど、どうもAM変調度がきわめて低い。外部変調入力抵抗が1.5kΩなので50Ω出力のファンクションジェネレータとはマッチングがとれていないからかもしれない。 まったく変調がかからないわけではないのでなんとも謎。 スイープ機能をつかうと選択されているバンドの低い方から高い方へ20秒間で遷移する。外見はダイアル式だけど中はVCOである。確かにスペアナで見ると低い方がらスペクトルがだんだんと移動して行くのが見える。背面の端子に水平掃引の鋸波が出力される。 このシグナルジェネレータを使って手持ちのスペアナアダプタがちゃんと520MHzまでカバーしているのをようやく確認。 そのうちバンド5がどうも発信の調子が悪いらしく出力がまったく出なくなってしまった、持病持ちだったらしい。暇があったら中を覗いてみよう。 やはり高いバンド(200MHz以上)になるとフェーズロック機構が無いだけあってSSB位相ノイズが目立つのは仕方ない。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-18 1:44 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
バンド切り替えスイッチの接触不良らしい バンド5の出力が出なくなった件は、先ほど何度かバンド選択押しボタンを切り替えていたら再び正常に出力されるようになった。
ということは接触不良の持病持ちということか。 喜んだのもつかぬま、また出力が出なくなった。 元々押しボタンスイッチはひっかかりやすく操作性が悪いので少しオーバーホールをかけないとだめかもしれない。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-18 20:36 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
今朝は大丈夫 今朝電源を入れたら、昨日バンド5を選択したままだったのでちゃんと出力が出てメーターが振れていた。
このシグナルジェネレータは背面のコネクタからリモートでバンドや周波数を制御できる機能や、スイープジェネレータ機能があるため内部でバンド切り替えやらなにやらで複雑な選択回路があるのは容易に想像できる。 ソリッドステートで信号を切り替えているのかどうかは不明。小型のリレーかなんかで行われている可能性は高い。 フロントパネルには昨年5月末までの校正シールが貼られているのでつい最近まで現役で保守されていたものだと想像される。やはり病気持ちでそれを直せないということになってお払い箱になったのかもしれない。生い立ちを想像するに悲しいものがある。 別途1GHzまで計測できるカウンターを入手予定なのでこれと組み合わせればまだまだ使える。 本当はもう一台SSGが欲しいところ。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-18 20:46 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
しばらくすると出力が出なくなる やはりしばらくバンド5のまま使っていると時々ぷっつり出力が出なくなる。
そしてすぐ自然に復活。 どうも熱を持つことによって接触不良を起こしている部分がありそうだと直感。 半田クラックか何かかな。 なら簡単に直せそう、中を分解できればのはなし。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-18 20:51 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
AM変調はだめぽい AM変調は入力に対して変調がほとんどかからないというか減衰が大きすぎて使えない感じ。故障だろうか。
FM変調(というかVCOを外部入力でΔfをかけるというもの)はそれなりにスペクトルがぶれるので問題ない。もともとスイープジェネレータとしての動作は問題ない。 どうやらAM変調で何か高い電圧や電力を注入してしまったかなにかだろうか。 入力段のアッテネーター回路かなにかが焼損とかしているのだろうか。 これも中を調べればわかるはず。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-18 21:21 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
R&Sのモデル名 R&Sはドイツだけでなく世界的に有名な計測器メーカーですがその機種モデルには独特の銘々規則があるらしい。と独断の解釈。
サイトで機種検索の時もアルファベットで数文字なので簡単に見つけられるというのも便利。さすがドイツ人だよね。 でもそのアルファベットの数文字も実は元々は英語ではなくドイツ語から来たもの。 想像するに各機能の頭文字を並べた感じかな。 でも最近のドイツの企業はドイツ語を面に出さない傾向があるね。やはり抵抗があるからかな。元はヨーロッパ系言語で一緒なんだろうけど文字とかも違うし。発音も。 一応学校では第二外国語でドイツ語授業受けてたけどさっぱり身に付かないかった。 さすがに機能の頭文字だけの構成だと限界があるのか最近の製品ではそういうルールにとらわれない機種名になってるね。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-20 22:21 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
1GHzまで測れるカウンタが届く ヤフオクで1GHzまで測れるカウンタを個人の方が出品されていたので落札。今朝届けられた。
さっそくシグナルジェネレータの各バンドの周波数を計測。 バンド1〜6まではまったく問題ない(バンド5は最近調子が良い)多少目盛りとずれはあるけどカウンタを併用すれば周波数もかなり安定している。 問題はバンド7で左半分の600MHzから760MHzぐらいまでは安定しているが、それ以上になるととたんに不安定になる。 まったく目盛りの示す周波数を示さないでランダムにいろいろな値を出す。レシプロカル方式なのでjitterとかが大きいとかなりばらつく。 2Gsのオシロで波形を観測すると確かに基本波としては目盛りに対応する波形が出ているがjitterが激しいのとかなりDCバイアスがかかっている。それと振幅もかなり小刻みにばらついている。 オシロの周波数計測値もかなりばらつく。時たまシグナルジェネレータの目盛りに対応する値を表示するとき以外はずっと低い周波数を表示している。波形的にはそれなりの基本波が表示されている。不規則なDCバイアス変動のためにトリガーも安定してかからない。 製造されてからかなり年月がたっているシグナルジェネレータなので電源回路とかをオーバーホールした方がよいのかもしれない。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-21 5:56 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
Ext Seepだと そういえばこのシグナルジェネレータは外部入力でスイープ周波数を制御できる。つまりVCOを直接外部から制御できるのである。
外部の安定化電源で電圧を入力すれば任意の周波数が安定してだせるのではと思ってやってみた。 多少は安定して出力する周波数が高くはなるもののやはり770MHzを超えたあたり(入力4.5v)から突然不安定になる。 どうやらVCOの発信が入力4.5vを超えると不安定になっているような感じだ。 VCO自身かその周辺回路が劣化している可能性が高い。そういえば出力レベルも+33dBmでてなくて最大で+30.5dBmだ。他のバンドでは仕様通り+33dbm出ているのでやはりこのバンド特有の問題だ。 病気持ち確定。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-21 10:11 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
バンド5の持病 シグナルジェネレータの出力をオシロとカウンターで同時に観測しているとたまたまバンド5の出力が出なくなった。
しかしカウンターは正常にそれ以前から設定されていた周波数をカウントしている。VCOの電圧を変えると周波数も正常に変化する。 オシロで見ると微弱だが出力が出ている。 ということは出力アンプの病気ということになる。 出力を最大にしても+25dBmまでしか出ない。 すべてのバンドで調べてみるとVCOの制御電圧範囲は0から10vまででそれ以上加えても周波数は変化しない。 問題のバンド7は4.3v以上から周波数が下がって行き途中でまた上がっていくように見える。実際は波形が干渉波のようになってレベルも下がっている。 もしかしたらこれも出力アンプの寄生発振とかそういうたぐいかもしれない。 いずれにせよいつか中の回路を見てみよう。 |
webadm | 投稿日時: 2007-3-22 14:06 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
4つの持病 このシグナルジェネレータは以下の4つの持病を持つ以外は問題無しのようだ。
・バンド5が発振停止することがある。周波数上限と下限付近で発振出力の低下がみられる ・電源スイッチのランプが普段点灯しない(忘れた様に点くことがある) 別の機会に中を覗いてみて調べてみることに。 |
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