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webadm | 投稿日時: 2007-6-15 15:46 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
車社会 ヤフオクとかで落札している人の履歴を見ると車関係のパーツとかを数多く買っている人が多く見受けられる。
自動車の燃料噴射制御装置がマイコン制御になったのはだいぶ昔からだけど、その当初から自分でROM内のデータを改変してカスタムチューニングしている人が周囲にも居た。 そうしたマイコン制御のエンジン制御のデータ操作方法は整備関係の技術資料とかツールとか、それらの作成に従事した技術屋さんから漏洩したとか、察して知るべしである。よく考えれば大変怖いことである。 たぶん初期の古い車種とかを今も整備するのにはROMライターとかが必要なのかもしれない。現在ではさすがにEEPROMとかは使っていないと思われるけど(もしかしたら実績と信頼性の観点からまだ使っているのかもしれないが)それなりにチューニングする手段があるはずである。故障した時にはそれこそデジタル回路の故障解析が必要になってしまう。 最近はますます車の中に占めるエレクトロニクス要素が増えていく傾向にあるらしい。昔はライトとか車載ラジオと、燃料噴射システムと充電回路とかそういう程度だったはず。昔ウインカーが点滅する仕組みが知りたくて自動車解体業者に足を運んでウインカーを手にいれて分解したことがある。電子回路が入っていると思いきやサーモスタットの原理によるメカニカルなものと知ってがっかりしたことがある。大量に使用されるのでコストを限りなく低く動作信頼性を高くということからすればそれで正解に違いない。 車載ラジオは大変寿命が長く車が廃車になってもラジオはまだまだ使えた。実家のお店の真空管ラジオが壊れた時に代わりに先の自動車解体業者から譲ってもらった車載ラジオと簡単な12Vの電源回路で元の真空管ラジオの中身とそっくり入れ替えた。なかなかいい音で鳴っていた。 今はエンジン燃料噴射制御装置やラジオの他にもっと役立つ、安全な運転に貢献する装置が加わろうとしている。もちろん技術的な開発はまだこれからだろうけど従来型の安い車はアジア諸国で作れるようになったので先進国でしか作れない車を作らないといけないという使命があるように見える。 車のソフトウェアの開発というとさすがに安全性が高くないといけないのでバグとかによる誤動作や意図しない動作は即人命にかかわるので技術者の真価が問われるところである。人命に関わる業務はしないと決めている企業は参入しないだろう。煙を出しただけでも大変な損害賠償を請求されてしまいかねないからである。 車社会は直接的にも間接的にも大変お世話になっている。無くなる日は人類が滅亡するまで来ないかもしれない。とはいえ過度の利益追求や事業規模の拡大は止めて欲しいところである。大抵そうやって没落していった優良企業は数知れない。 |
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