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webadm | 投稿日時: 2007-6-19 20:57 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
中古アナログオシロを買ってしまった(岩通SS-5705) ついにアナログオシロを買ってしまった。
岩通のSS-5705 40MHzという普及タイプのもの。当時は10万円台の定価でたぶん沢山出回っているもののひとつ。 本当は300MHz以上の垂直帯域のアナログオシロが一台欲しいと思っていたがすぐ高値がついてしまって到底無理。 そろそろ古株の475を治療のためにドック入りさせようと思っていたので代わりになるオシロが欲しかったというのもあり定評のある岩通のオシロを使ってみたいと思っていたこともあって狙っていた。 垂直帯域は40MHzと低いけど水平掃引速度は475と同格。実際には垂直帯域は余裕があるらしく当時としてはコストパフォーマンスは高かったらしい。 基本は475と同じ2CHだが実はトリガー専用のはずのCH3もトレースを表示することが出来る。更にそれぞれのトレースについて部分拡大掃引表示が出来るので全部で6トレース表示という高機能。実際そういう機能を使う機会はめったに無いかもしれないけど。実質3CHのトレースが表示できるのはうれしいかも。 それと475と比べると重さが軽い。しかも動作音がほとんどしない。ファンレスだろうか? ファンの風穴も見あたらない。 当時これだけの機能を安く提供できたのは特種な専用部品を使わず極力調達が容易で安い汎用部品を多用しているからだろう。そのおかげで今も修理用の交換部品の入手がし易く長く使われているらしい。 たまたま475用に昔買った岩通のプローブがあるのでそれをこちらに使うことに。プローブのトリマーの調整をしたところトレースがわずかに傾いているのでフロントパネルのtrace rotationトリマーを調整。 表示もクリアでトリガーも安定しており大変良い状態のものが手に入って満足。使い方も慣れればテクトロと同じに使い易い。 |
webadm | 投稿日時: 2007-6-24 23:49 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
SS-5705の垂直帯域 手持ちのファンクションジェネレータHP8116Aのスイープ機能を使ってSS-5705の垂直帯域幅を見てみた。
1Hzから50MHzまでを10msecでスイープした出力をX-Yモードで表示。 仕様通り40MHzまではほぼフラットな特性。40MHzから下降カーブが見えるがそれほど急激ではない。なのでカタログの通りに帯域的にはかなり余裕がある。 デジカメには蓄積露光とかいう機能が無いのでムービー撮影モードで動画を撮って、再生しながら一番良く見えている部分をキャプチャーしてMS Paintで貼り付けて編集したもの。 高いデジカメならアナログカメラと同様にできるのかもしれないがそんなものは持っているわけでもなく。 |
webadm | 投稿日時: 2007-6-25 0:17 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
475も同じだった 同じことをもっと垂直帯域が200MHzの475でやってみたらまったく同じだった。
ということは50MHz近くで特性の肩があるのはファンクションジェネレーター側の特性だということになる。 逆に言えば、SS-5705は実力は40MHzより垂直帯域は伸びているということを意味する。 なかなか。 |
webadm | 投稿日時: 2007-6-30 19:28 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
SS-5705の垂直帯域40MHzの意味 SS-5705はカタログ上で垂直帯域の実力値は40MHzより上で余裕があるといううたい文句がある。実際に測定してみた。やり方は475の時と同じ。
25-44MHzでなだらかだが既に右下がりの傾向が見える。 70-125MHzの範囲では80MHzあたりでやっと3dBドロップポイントを通過。 ということで岩通のオシロの場合は特性が極めてなだらかでなかなか3dB落ちまでいかずに特性が伸びているのが特徴的。Tektronix的な定義に従えばカタログスペックの2倍の実力があると言える。 実際の右肩下がりがどこあたりから出てくるのかを知らないと波形の高さで電圧やレベルを測定する際に過小評価してしまうことになる。 |
webadm | 投稿日時: 2007-7-5 19:07 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
訂正 3dBの解釈を間違えていた。
実際のところは40MHzを少し超えたところで3dBをクロスするということが判明。 なのでカタログスペック通りということに。多少は余裕があるのかも。 |
webadm | 投稿日時: 2007-7-19 5:39 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
岩通のシンクロのシンクロたる所以 テクトロの475で使いずらいと思っていたのがトリガーレベルが画面上の垂直位置である点。
どういう意味かというとトリガーが安定してかかっている状態で波形を見やすくしたりレベルを測定しやすくるるためにベースレベルを垂直ポジショニングつまみで移動させるとトリガーポイントがずれてしまう点である。 これはテクトロの475のトリガーレベルがビームの垂直偏向電圧をリファレンスとして使っていることを意味する。波形の表示位置が垂直方向に移動するとトリガーレベルが相対的に移動してしまう。 岩通のシンクロスコープで同じことをやってもトリガーポイントがずれることなくどの位置でもトリガーが安定して波形は変わらない。すばらしい。 |
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