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webadm
投稿日時: 2007-8-30 21:50
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
JIS:ソフトウェア
久々に本屋に行ってJIS規格書の棚にいったら2007年版に入れ替わっていた。

興味をひいたのはソフトウェア関係のボリュームが増えた点。

以前はソフトウェアという一冊に古いフォント関係とか電子化ドキュメントのフォーマットとかの規格と最新のソフトウェア工学関連の規格が一緒になっていてなんとなく扱い難かったのがその二つが分離したボリュームになっていた。

その分ソフトウェア工学関連の規格(ほとんどは国際規格の翻訳版)がいろいろ追加されていた。追加される予定があるのは規格協会のWebの資料から想像がついたがこれだけ速度が速いのには驚いた。

といっても昨今のソフトウェアの品質が社会に与える影響が大きいという現れなのである。

随所に「解説」部分が挿入されており、JIS規格化の背景が説明されている。

その中で「ソフトウェアが成熟期に入った」というのが理由に挙げられているが、ちょっと違和感がある。デジタルハードウェアは成熟期に入って久しいがソフトウェアはそれよりも大幅に遅れていて発展途上なところが多々ある。成熟というより成長期というのが相応しいのではないかと。

ソフトウェア開発を取り巻く中ではそれを扱う技術は未だに未成熟であるからである。それが世界中で危惧されている点ではある。

JIS規格というかたちで世界中の英知が示されると未成熟な現実が少しは変わっていくのかもしれない。以前はそうしたことを認知している人すら限られていたし、大多数の技術者がそれを必要であるとは認めなかった。

いずれどこでも当たり前のことという話になるのかもしれない。

とりあえず日本人の間でこの種の規格につきものの外来語を日本語でどう表現すればいいのか辞書代わりにはなるので一冊購入。1万円近い値段だ。
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