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webadm | 投稿日時: 2008-6-18 0:04 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
念願の通信型受信機 といっても超古い30年前の八重洲無線FRG-7000という機種の北米仕様のもの。
アマチュア用に世界中に売れたFRG-7という機種の後継機でディジタル表示で周波数直読になったタイプ。おまけでデジタル時計まで装備というもの。ディジタル時代への先駆け。 チューニングが当時有名なWadly Loop Systemというものでドリフトがキャンセルされて安定した受信が可能。反面慣れないと扱い辛い。 それを補うためにいろいろ工夫が施されている。特にバンドの違いを色で識別し易くするためにカメレオンのように5色の色が使い分けられている。このあたりは気に入っている。 背面を見ると取り扱い説明書には無いスイッチが増設されている。Auto Noise LimiterをマニュアルでON/OFFできるように改造されているらしい。 アンテナ端子はいくつかあってBC帯用と短波帯用が端子と同軸コネクタが用意されている。どれかひとつまともなアンテナにつなげば兼用できるようになっている。 さて電源を入れてどこが悪いかチェックしてみたところ ・ディジタル時計のLocal, GMTのセレクトランプが切れている ・周波数表示のLEDの上辺1セグメントがすべての桁で点灯しない ・ファインチューニング範囲が1MHzの半分しかない ・MHzチューニングの範囲が-1MHzから29MHzと1MHz下にずれている ・受信感度が100dB近く低い ・Sメーターの振れが少ない ・AM復調信号が歪んでいる HP8640Bで1kHzでAM変調した信号を入力して全バンドをチェックしてみたがどのバンドも受信は出来ているようだが上記の問題があって仕様上のカバー範囲からずれているのと1MHzおきに半分の範囲がチューニングできないという驚愕の事実が発覚。 ディジタル周波数表示はSGの設定周波数とぴったり一致しているので周波数カウンター自体は正しく動作しているのだろうけど、本来1MHzの範囲を可変できるVFO Bがその半分までしか可変できていないように見える。それとVFO Aも下方に1MHz可変範囲がずれている気がする。 後日中を開けて各VFOの出力周波数範囲を測定してみることにしよう。 LEDとかランプはとりあえず支障が無いので優先度は低い。 感度が悪いのでアンテナをつけてもほとんどなにも受信できないのはプリセレクター回路の素子の劣化だろうか。内部の1MHzマーカー信号はCWやSSBで受信出来ているのでプリセレクター回路が怪しい。 電源が120V 60Hz仕様のところを100V 50Hzで動作させているので、電源が規定通り出ているか心配だ。回路図を見ると3端子レギュレーターで構成されている。それとなにやら背面にACアダプター接続端子らしきものがある(取説や回路図には無い)のでこれも改造して追加されたものだろうか。中を見てみないとなんとも言えない。 P.S ループアンテナをつないでようやく1422kHzのラジオ日本放送がやっと受信できることを確認。それ他はノイズの彼方から現れもせず。それもバンド選択スイッチが1.6-4.0でないと受信できないのでプリセレクタのバンドとMHzチューンが1MHzずれている。 |
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