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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2006-2-17 11:18
Webmaster
登録日: 2004-11-7
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投稿: 3107
更なるDRAM増設への課題
どうやら1GB程度の容量のパーティションならuClinux上でファイルシステムとしてmke2fsやe2fsckしたりできるようだ。

容量が大きくなるにつれ処理に必要なメモリ領域が比例して多くなり現状の空きメモリ量ではmountして使う分には問題ないがmke2fsしたりe2fsckができない。

更に深刻なことにuClinux上でext2ファイルシステムとして初期化したパーティションがuClinux上でext2ファイルシステムとして認識されないという事実が判明。玄箱で作成したext2ファイルシステムのままなら問題なくmountできたのでuClinux上のmke2fsに問題があるようだ。

幸いにしてvfatであれば1GB程度のパーティションならフォーマットしてmountしたり問題なく出来る。

ftpデーモンを入れてリモートからファイル転送をと思ったけど、ビルドでエラーが出て断念。

ftpクライアントは動作して問題なく玄箱のftpサーバーと接続してファイルを転送できた。でもちょっと大きなサイズのファイルになると延々に終わらない。結構の頻度で再送が発生しているらしい。これは単純に連続して送信されてくる受信パケットを処理が遅いので取りこぼしているからだろう。

当初予定していたNFSによるrootファイルシステムをという話はサーバー上ではmount要求が処理されたことになっているけどuClinux上では完了の返事を永久に待っているという障害にぶつかって断念。

smbfsによって玄箱上のsamba共有ディレクトリをファイルシステムとしてmountする試みも挫折。

とりあえずソフト的な問題は後回しにして、DRAMを4MBから最大の8MBまで増設したいところ。

しかしそれについてもソフトウェアの修正が必要。まずRedbootが使用可能な最も高いDRAM領域にワークエリアやソフトウェアベクタテーブルを配置するので使用可能なDRAM領域が大きくなったらそれに対応したRedboot修正が必要。

同時にRedbootのソフトウェアベクタを使用してドライバの割り込みエントリをフックするuClinuxの使用可能なRAMサイズを修正する必要がある。

後者は問題ないが、前者がくせもの。これまでは既に先駆者の方が作成した4MB対応のRedbootのバイナリをそのまま利用させて頂いていたのを自前で8MB対応に修正してリビルドしないといけない。

ここで課題となるのがRedbootのビルド環境がもともとCygnus Solution(後にRedhatに吸収された)で開発されていたのでWindows上のCygwin環境かRedhat linux用にしかビルド環境のバイナリが提供されていない点である。

玄箱上でやりたいのだがそれにはビルド環境バイナリをいずれかのオリジナル環境でクロスコンパイルする必要がある。

これはできないことではないけど目的とする作業に比べてそれが出来るまでの環境を構築する作業の方が大変すぎる。

とりあえずはCygwinかx86 Linux(colinuxがいいな)のいずれかでさっさと8MB対応のRedboot(それとflashへデフォルト設定を保存できるバージョン)を作ってしまいたい。

で実はDRAMを実は全部で2個しか買っていなくて8MBにはあと1個必要なのだけれども、とりあえず6MBまで増設することに。

それが済んだらソフトの課題に取り組むことにしよう。
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題名 投稿者 日時
 » 更なるDRAM増設への課題 webadm 2006-2-17 11:18

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