DEATH STRANDING
ふう、連日寒くなってきたね(´Д`;)
退院した時に人工羽毛布団買っておいて正解。
暖房器具が無いので就寝中はお布団が命。
さて、前回はThe Outer Worldsをご紹介しましたが、その後ちょうどリリースされたDEATH STRANDINGを早速ダウンロード版を購入してプレイしていました。
以前はご紹介してないけど、小島監督作品はコナミブランドでの最後の作品となったMetal Gear Solid V をプレイしたことがあります。
DEATH STRANDING は Metal Gear Solid V に続く新作ということで、小島ファンであれば期待感が大きく話題になっていました。
今回紹介するのは、好む好まないは別として、従来のコンソールゲームの範疇に入らない新しい要素にとても関心したのが理由です。
前作のMetal Gear Solid V にもおまけ要素として、他のプレイヤーの基地に侵入するという遊びが出来たのは知っている人も多いよね。
今回は、それを別の形でゲーム本篇に応用している点が新しいと感じご紹介することにしました。
従来はマルチプレイヤーゲームやネットゲームでもない限り、同じゲームを同じようにプレイする限りにおいて、同じ体験しか得られないというのが普通。
なのでシングルプレイヤーゲームでは、マルチエンディングを用意したり、一周しただけでは消化しきれないキャラクタクラスやサブクエストやマルチストーリーを用意するというのが常套手段。
マルチプレイヤーやネットゲームなら参加するプレイヤーや各人のプレイがその時その時で変化するので、同じコンテンツでも毎回違うプレイ体験が得られるという利点があります。
DEATH STRANDING はシングルプレイゲームでありながら、世界中の他のプレイヤーのプレイによってワールドコンテンツが時々刻々と変化していく生ものという点が斬新。
ゲームそのものはプレイヤーは主人公のサムを演じるので、他のプレイヤーのキャラクタが登場することはあり得ませんが、他のプレイヤーが残した痕跡(設備や乗り物、落とし物、看板)は別のプレイヤーと共有されます。
なので最初はそれを理解していなくて、いきなり戸惑う経験もしました。
もちろんネットワークへの接続環境が無い場合には、そうした経験はできませんが、ゲームプレイ自体にインターネット接続環境は必須ではありません。
上の写真は、ゲーム序盤に川に橋を架ける依頼を受注した際の困惑風景。
指定された場所に行くと、既に橋の土台が出来ているではないですか(´Д`;)
一生懸命指定された場所に新しく橋を設置しようとしても、既に別の建造物があるので設置でません(赤く表示される)。
近くの別の場所なら設置できますが、同じ土台ができるだけ(´Д`;)
既にある土台を良く調べると、どうやら他のプレイヤーの名前が表示されているので、このゲームの新要素をようやく理解できました。
既に他のプレイヤーが指定場所に土台だけ作ってあるので、私は完成に必要な材料を投入すればいいのだと理解。
そうやってプレイヤー一人では完成できない橋や国道も他のプレイヤーと役割分担して完成できるというゲームでした。
国道が見ず知らずのプレイヤーのコラボで整備されていく様子は圧巻。
建造物の強度はバージョンが上がるにつれて耐久性が強くなるので、他のプレイヤーが材料を持ち合わせていれば、どんどんバージョンアップして長い期間利用できるようにできます。
このゲームのワールドでは時雨とか時雪とか生物や建造物の寿命を奪う事象が発生するので、放置すると機能しない状態にまで劣化することになります。
プレイヤーが誰か修理のために必要な材料を投入しないと最終的には破壊されて無くなってしまいます。
このゲームはワールド内の拠点間をプレイヤーが伝説の運び屋サムとして、依頼を受けた品々を運搬して届けるというのが避けて通れないので、背中に背負った品々も同じ時雨の影響を受けます。
配達品の多くは運搬用ケースに入っているので、最初にケースが劣化していきます。ケースが完全に劣化すると内容物が劣化を受けます。
一部の壊れ物は、強い衝撃を受けるだけで内容物が劣化したり、損壊することも。
各搬送先の搬送端末には他のプレイヤーが途中まで届けて他のプレイヤーに委ねた配達品が預けられていることがあります。それを最終目的地に自分が受けた依頼品と一緒に届けると一石二鳥。
道々、他のプレイヤーの落とし物や NPC の落とし物があって、それを拾って近場の搬送端末に預けるだけでも、本ゲームの経験値に代わる評価ポイントである"いいね"を稼ぐことができます。
序盤はそうした新しい他のプレイヤーとの緩い繋がりを堪能する面白さを満喫。
ゲーム序盤から味方のNPC 以外に、宿敵と頻繁に遭遇し、やっかいな存在になります。
・ミュール(元はサムと同じ運び屋だったけど、運び屋依存症になって善良な運び屋の搬送依頼品だけを奪う人間)
・BT(DEATH STRANDING発生地帯に現れる生身の人間を餌食にして対消滅を引き起こす他界した人や生き物の地縛霊みたいなもの)
・テロリスト(ミュールと見た目一緒だけど、殺傷武器を使用する殺人集団)
中盤以降ではそれら宿敵に対処する方法を学んでいくことになります。
慣れれば遭遇地帯を迂回したり、退治する手段もわかってきます。
全体的にはシネマ風の作りだけど、慣れの要素も多いので、効果的な攻略方法をいろいろ試したりする自由度があるのでそれもまた楽しいです。
プレイしてみてよかったのは、従来のストーリドリブンなゲームの場合ありがちな、見えない壁(オープンワールド風でも移動できる範囲が見えない壁で制限されている)がほぼ皆無なのでイラつくことはありませんでした。
写真の様に予め先へ行けない(行く必要が無い)ところにはSFストーリーだけあって、予めバリアーが表示されているのでそっち行ってみたら見えない壁に無言で阻まれるということはありません。
唯一イラつく要素というと、乗り物かも。
バイクとトラックが移動手段としてプレイを進めるとオプションとして選択できるようになるけど、運転が難しい(´Д`;)
まずもって地形が整備された舗装道路や橋梁というのが、プレイヤーが協力して設置しない限りもともとないので、岩だらけ、河川だらけで、障害物だらけ。
地形も山岳地帯とかをバイクやトラックで登り降りするのはリスクが伴います。まずもって、真っすぐに登れない、降りれないという問題が。
中盤以降になると、背中に背負えない程の大量かつ重量の依頼品を運ばなければならず、トラックを使いたいのですが、途中で乗り捨てざるを得ない状況も多々ありました。
ストーリだけ進めていくには、シリーズとなる依頼をこなしていくだけなので、意外に早くエンディングを迎えることに。
それ以外のストーリーを進める上で必須ではない依頼というのも消化しきれないぐらい沢山あるのと、各地に散らばっているメモリーチップを集めるというコレクション物もあります。
運び屋の美学を極めたい人向けには、時間制限付きのタイムトライアルを更に時間制約したり、最短経路に限りなく近くづけるべく強硬突破コースをトライしたりとか、いろいろ自由度があります。
武器もいろいろあるけど、ストーリー上人間を殺傷して死体を放置するとBT化してやがて NPC(ミュールやテロリスト)と対消滅を起こしてしまうというペナルティが発生するので、人は非殺傷が基本。
Metal Gear Solid V も非殺傷が推奨される美学だったけど、それが更に究極の美学になったという感じ。
完全に倒していいのは BT ぐらい。
小島監督作品は沢山のイースターエッグがあるのは有名だけど、この作品も例外ではありません。
Metal Gear Solid ファン向けに、登場する NPC が"ボス"とかプレイヤーを呼ぶし(´∀` )
恒例の"遅かったじゃない(か)"というセリフも当たり前のように。
あと、ゲームエンジンをGUERRILLAゲーム社と共同開発したので、そちらのゲームキャラもホログラフでプレイ中に見かけることに。
こうしたホログラフはゲームを進めていくと、次々と建造物で使用できるようにアンロックされていきます。
あと、温泉が登場するのには笑えた( ´∀`)
ストーリーを進めていくと、近くに温泉があるから利用を勧められるのですが、進行上必須じゃないけど、一度は行っておくといいよね。
足だけ浸かるだけでも回復するし。
全身浸かると歌まで歌うし( ´∀`)
まあ、いろいろお楽しみや遊びの要素が盛り込まれていて昔からのファンは発見が多いかも。
最後のエンディングロールが出始めてもストーリは終わりじゃないのよね、そこから秘密がいろいろ明らかになっていくので、本当のエンディングはそれらを全部知ってからになります。
戦闘はやりこみ要素があるので初見でクリアは出来ないけど、ノーマルの難易度は難しくはなく、バイクやトラックを悪路で操縦するのに比べればストレスも少なかったです。
先行トレーラームービーには最初から最後のシーンの部分があるのがエンディングまでプレイしてわかりました。
期待していた分の価値があった感じ。
序盤は映画かこれはと言わんばかりの息を飲むスムーズなカットシーンの連続ですぐに運び屋の世界に引き込まれました。
世界中のプレイヤーが実はつながっているというのを実感するゲームです。
果たして1年後にプレイしたら、ゲーム内ワールドはどう変わっているのだろうか今から気になります。
んじゃまた。
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