玄箱サーバーメモ
外向けの本格的なWEBサーバーとしてApacheをインストールした後に実は問題が発生します。HttpのデフォルトポートであるTCP 80番が玄箱の設定用WEBサーバー(thttpd)で既に使用されているのでApacheで使用できません。
対策は2案あります。
(1) Apacheの使用するポートを80番以外に設定しルーターの仮想サーバー設定で外向けTCP 80番を玄箱のそのポート番号にマッピングする。
利点:既存のthttpdサーバーの設定を変える必要が無い。
欠点:ローカルネットワークからアクセスするのには外からだと必要のないポート指定がURLに必要
(2) thttpdの使用するポートを80番以外に設定変更しApacheがデフォルトの80番を使えるようにする。
利点:外からでも内側からでも同じ様にサーバーにアクセスできる
欠点:玄箱の設定WEBページを開くのに変更したポート番号をURLに指定する必要がある
玄箱の設定WEBページはめったに開かないしローカルからしか開かないのでポート番号指定が伴ってもぜんぜん平気なので、(2)の方式を採用することにします。
まず/etc/thttpd.confの中のport=80の行をport=1000に以下の様に変更します。
/etc/thttpd.conf:
dir=/www
user=root
logfile=/var/log/thttpd.log
pidfile=/var/run/thttpd.pid
port=1000
charset="”
cgipat=/cgi-bin*/*
次にthttpdを再立ち上げし直しTCPポート80番を開放するために以下のコマンドを実行します。
/etc/rc.d/init.d/thttpd restart
あとはApacheをそのまま立ち上げるだけでOKです。試しに設定WEBが以前どおり使えることをhttp://kuro-box:1000でアクセスして確かめてみましょう。
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