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2005年12月11日(日曜日)

Legends終了予定アナウンスに思う

カテゴリー: - Gan @ 16時01分07秒

先週SoEは公式にLegends Premiumサービスの提供を来年の2月1日で終了するという告示をしました。

Legends Service Announcement

Legendsサーバー(Stormhammer)はGanは一番長く遊んだサーバーなのでほとんどホームサーバーでした。それ以前に今は合併して無くなったXevにlevel 33まで居ましたが沢山のお友達に恵まれてEQの醍醐味を味わうことが出来たのはLegendsに越してからでした。

Legendsコミュニティーの非公式掲示板やSoEの公式掲示板に投稿されたプレイヤーの記事を先週は読んで居たのですが、やっぱりちょっぴり無くなるのは残念だというのが大方の共通する意見なようです。

GanもXev時代にずっと変わりなく一緒に遊べるお友達が居なかったらいずれUOの時みたいにどこのギルドにも入らなければ最後は休止してEQ止めてたかもしれません。幸いにして随所で外人さんと一緒に遊んだり、外人さんの太っ腹なギルドのraidにjoinさせてもらって念願のクエストをヘルプしてもらったりそれなりに良い思い出がありました。

でも当時Legendsに志願する気持ちになったのは今までのプレイでは得られない何かわくわくするものがいっぱいあったからでした。日替わりのGMイベント、Legends限定アイテム、Legends限定ゾーン、Legends限定称号。それらの中でGanが現実的に楽しめたのは日替わりGMイベントだけでした。残りは夢のまた夢かすぐに非現実となりました。そのあたりがLegendsサービスが一種の詐欺だったと言う人が居るゆえんですね。

LegendsはとにかくEverQuestもしくはSoEそのものを具現化していたと思います。開始当初から全ては突貫工事で、公式サイトも最後まで未完成な状態でした。一応ギルド毎にウェブページが与えられていて掲示板とかも用意されていましたがバグだらけで日本語が扱えないのでどこも自前のサイトを立ち上げていました。Mageloみたいなキャラクタープロファイルを表示する機能とかもありましたがバグだらけで最後まで放置されてました。

でたらめなところも多かったですがまじめなところもありました。それは日替わりのGMイベントや年に1度だけ行われたLegends限定アイテム(Artifact)を授ける壮大なチェインイベントとSoEの正社員GMによるサポートでした。ロールプレイ好きの人にはこの日替わりのGMイベントは自分を演じきる場を最大限に提供してくれる夢のような機会でした。ひとつひとつはとるにたらないストーリーですが本人次第でどこまでものめりこむことができます。知らない他のプレイヤーと少人数でストーリーに巻き込まれる体験はLegendsならではのものでした。他の体験が何も得られなければそれがあるだけでLegendsに居たと思われます。

GMも優秀で面白い悪戯好きの人がいっぱいやってきては余所へ昇格していきました。ずっと最後まで居た人もいますし、舞い戻って来た人もいます。SoEの正社員の人に接する事のできる唯一のサーバーでした。そういう意味では同じ寂しさをSoE内部でも感じている人は居ると思います。

Legendsに来てから初めて外人さんのお友達ギルドに入れてもらいました。後で毎日一緒にSolBでKobold狩りしていたそこのオフィサーさんとGanが共に日本人プレイヤーだということを知ってLegendsの日本人コミュニティー用のチャットチャネルを紹介してもらいました。他にも当時沢山の日本人プレイヤーがLegendsに来てました。後から後からどんどん日本人コミュニティーの人口が増えていって、遂にギルド擁立という話が持ち上がりました。

でもLegendsの日本人コミュニティーの仲良し時代はそこまでだったようです。ギルドを擁立してraiding guildを目指そうとする人とそれを嫌う人が居て仲間割れしてしまいました。でギルドは出来ましたが人数減ってとてもraidとかいうものは夢のまた夢で毎日1グループで狩りをしているだけでした。Ganは当時既に海外ギルドに入っていたのでAltを日本人ギルドに入れました。創立メンバーなのでAltがオフィサーだったり。海外ギルドの方もやはりお友達ギルドでは飽きたらずraiding guildに変貌すべく募集要領もレベル50+に限定し毎日やってくるPvPサーバーからの移動組の人とかが大量に参加してどんどんVeliousのゾーンを攻略していました。Ganはまだ当時レベル40前後だったのでraidには参加できず、ほとんどはXevの頃と変わりなくソロで遊んでました。それでもGanを知っているGLやサブGLの人が時たま声をかけてくれて、いつだったかHighKeepで遊んで居る時に何か良い物があげたいからと来てくれて1HSとLegを頂きました。うれしかったです。武器というと2HS一丁しか持ってなく、装備も一部Crafted Armorなのを除けばほとんどHighKeepで拾ったbronzeでした。

Legendsも急速に変化していました。当初からPvPサーバーからNo dropアイテムを得て舞い戻るためにだけの目当ての人が沢山来ていました。そうした人たちは目的を達成するとLegendsのコミュニティーがどうなろうと構わず元サーバーへ戻っていきました。当然Veliousゾーンを攻略し終わる頃にはギルドの勢力は衰える一方でGanの居たギルドも知らない間に他のギルドと合併の話が持ち上がっていました。その頃やっとGanは海外ギルドを辞めて正式に日本人ギルドにjoinしました。ちょうどそのあたりから後からLegendsにやってきた人とかがraiding guildを目ざし研鑽を重ねていったわけです。当時の様子はフリーなウェブサーバーサイトに残っている古いギルドのサイトのコンテンツからわずかに知ることができます。でも最盛期の頃のものは人気が出てトラフィックが急増したためコンテンツがある日突然サーバー運営者によって削除されてしまい永遠に失われてしまいました。幾つか思い出深いスクリーンショットとか掲示板の書き込みとかあったのですが。

その事を契機に今に至るGanの自前サイトが出来ました。それからの出来事は古いコンテンツとして残っています。沢山のスクリーンショットは今でも思い出に残るものが多いです。でも実際にその場に居ないとやはりそこでの思い出のほとんどはわからないでしょうね。これは実際にご自分の物語としてEQで遊んで体験するしかないです。その手がかりになればいいなと思い残しています。

Legendsの最後の頃は残った新しく来られたお友達とギルドを新しく起こしたりraidを予約してすこしづつ上のtierのボスを攻略していったりやっとそれまで出来なかったraiding guildのまねごとが出来るようになりました。来てくれたお友達の皆様には感謝しています。もうEQ引退しちゃった人もまだやっている人も居ますが、二度と会えないお友達の事は今も思い出にしっかり刻まれています。折々に当時一緒に遊んだゾーンや場所に行くと当時のchatでの会話がついさっきの事みたいに蘇ってきて涙が出ます。

でも末期にはいろいろあって、もはやLegendsで日本人コミュニティーを健全に維持していくことが困難だということを悟って今のPovar Japanにお世話になることになりました。それは正しい選択だったと思います。

Ganも昔は寄り道や沢山の無駄な回り道とか袋小路に入ってばかりいるようなプレイをしていましたが、最近は遊べる時間も限られてきたのでraidに参加するだけがやっとなところです。同じように社会人のEQプレイヤーは深夜までの濃いraidとかは年齢を重ねるたびにつらいものがありますのでいつまでやっていられるかという不安もありますよね。

最近は拡張パックの数も増えて新しくEQ始める人は何年たったら最新の拡張パックのEnd gameゾーンを攻略することができるのか誰もわからなくなりました。このあたりは業界もそこまで考えてはいなかった領域ですね。昔からのプレイヤーの夢をつなぎつつ新しいプレイヤーも増やしていくとなると相反する要素も出てきてゲームデザインも難しいですよね。

Mobhunter.comで記事書いているLoralさんも最初からEQやっている人なので最近までのEQの変化とプレイヤーの変化について思いを語ってくれています。そこにはどれも共感することが多いです。キャラをもっと短い時間で強くしたいという最近の新しいプレイヤーに多い気持ちがはやる中、一方ではEQ始めた頃のまったりとした牧歌的なプレイや長時間の無駄の多いキャンプとかが懐かしい良い思い出に感じられるのは皮肉ですね。

HOW EVERQUEST PLAYERS HAVE CHANGED

今思い出すと懐かしいのは、Xevで一人でNorth KaranaでGriffin狩りして遊んでいた頃にジプシーキャンプで休憩していた時に知らないOgreな人がLD状態でGanに襲いかかってきてPKされた事があります。そんな災難に2度も遭遇したので頭にきてその事をずっとShoutで叫び続けたことがあります。そうするとゾーンに居る他のキャンパーが声をかけてくれて心配して側まで来てくれ、英語で「Ganちゃん大丈夫?」と言ってくれたのを覚えています。後にGMに相談したらNPCにチャームされると側に居る他のプレイヤーを襲うことがあるというのを知りました。あとOgreはそれを利用してEnchanterなジプシーNPCをAgroさせて自分をチャームさせ側に居合わせた他のプレイヤーをまんまとPKするという事を行っていたのでした。今でもそれが可能かどうかは知りませんが懐かしい思い出です。

Velious拡張が出て今私たちが使っているフルスクリーン表示でUIウインドウが移動できるグラフィックモードが使えるようになりましたが、当時はまだデフォルトの固定UIでワールドビューが狭いものを使っていました。そのうちLuclinの登場を前にグラフィックエンジンが何度かアップデートされて突然異常にLagの多い場所というのが出てきました。特にHighKeepに居た頃はHighKeepの入り口の庭から奥の建造物に向かうと暫くの間身動きできない程のLagを経験するようになりました。それと壁際から壁の向こうが透けて見えるようになったのも同時期ですね。HighKeepは結構込み入った複雑な構造になっているのでいきなり非力なPCではレンダリングが重たくなったのでした。当時はまだClip Planeの設定とか出来なかったので一番遠くまで見えるようになってレンダリングに時間がかかるようになったと思われます。後に少し緩和されたのはClip Planeの固定値100%を50%ぐらいに下げることをしたのだと思われます。

Luclinが出てからEQは終わったという声が多いのはそのグラフィックスが以前に比べて沢山のCPUパワーを必要としたのもありますね。Ganの当時のPCでは他の人の後を追っかけるのもままならず振り向くことすら困難な場所も沢山ありました。一度は一緒に狩りに誘ってくれた同じギルドの外人さんのAltをすぐ側に居ながら襲われているのに振り向くことすら出来ずに見殺しにしてしまって後でGuild removeしろとか批判されたことがあります。幸いGLさんが理解ある人でレベル低くて一緒にraidできなくてもギルドに残して貰えました。

日本人ギルドでもやっぱりraidぽいことをし出すと他の人よりレベルが低いメンバーは随所で足を引っ張ることを余儀なくされますね。それについてはGanも他のお友達も涙することが多かったでちゅ。かといって一人でPLとか出来るわけでもなく、大半の人がraidしている間はせいぜい二人とかでfactionあげとか出来る範囲が限られてしまいます。それもひとつの思い出といえばそうですが。

ずっとEQ始めた頃のこととかを思い起こすとまるで人の一生を思い起こすのと一緒ですね。むしろ時間的なスパンは短いものの内容的には濃いので強烈に思い出がついさっきのように思い出されるのもMMOゲームの特徴かと思います。

でも昨今のWoWのヒットとか見るとEverQuestの売りだった永遠に続く成長というかプレイ生涯というのは新しいプレイヤーにとっては魅力的なものでは無くなってきているのが残念です。ちょうとコンピュータRPGやリアルタイムストラテジーと一緒である限定された期間内にゲームのコンテンツを一通り全部消化できないと欲求不満を残すだけということなのでしょうね。特にEverQuestは昨今大半が大人数raidコンテンツが売りになってますからguildに入ってなかったりraiding guildに属してない人はほとんど体験出来ないことになります。これは致し方がないですね。

そんなこんなで昔のclassicなコンテンツを楽しめるサーバーとraidingコンテンツ志向のプレイヤーのサーバーをわけたらというアイデアも議論を呼ぶところとなるのでしょう。昔の古いゾーンをrevampすると既に刊行されているガイドブックとかと矛盾を生じることになって新しいプレイヤーを混乱させることにもなりかねないですからね。

やはり今のうちに自分の思い出をとって置くために古いゾーンの風景とかをスクリーンショットで取り直して保存しておかないといけないかも。それと昔のクエストとかも無くなってしまったものも出てきているので。そういえば昔Legendsで始まった大型GMイベントの一環だと思って始めたUnkempt DruidにまつわるクエストやQeynosとSplit Pawの牢屋に居るパラディンに召還の手紙を渡すクエストも今はどうなってしまったのか心配。当時はたまたまPawをraidしに来ていた知らない海外ギルドの人たちにヘルプしてもらってクエストを完了してPaladinのスペルを貰ったけどあのクエストはPawがrevampした後残っているのか疑問が残るところです。

他にも悲しい物語が題材になっているクエストがいくつかあり、それもいつか紹介したいと思いつつも古いゾーンがrevampされて無くなったらそれもできなくなるかなと。

EQの将来が不安な昨今です。でもまだ新しいコンテンツを消化するのに忙しいので昔のことをどうこう言っている暇はなかったり。

とりあえず今日もraidがんばります。


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